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FPGAのZYBO-Z7をディスプレイに接続してみる | ぬわーーーーーーー!!!に引き続き
ZYBO-Z7を扱っていく
まずはLチカやHello Worldをやってみたいので
下記書籍 FPGAプログラミング大全 が手を動かしながらの入門に良さそうだったので参考にしてやっていくことに
そのためにはXilinx FPGAの統合開発環境であるVivadoを入れていく
書籍内ではVivado2016.2のバージョンだが、見た目がちょっと違うだけでVivado2017.3でも大丈夫そうなので
2017年12月現在の最新バージョンである2017.3を入れていく
環境
VirtualBoxにUbuntuベースの派生軽量linuxであるLinux Lite 3.4を構築してその中にVivadoを入れていく
- MacOS Sierra(10.12.6)
- VirtualBox 5.1.30
- Linux Lite3.2(64bit, メモリ4GBで構築)
公式ではUbuntu16.04 LTS が推奨されているので何も理由がなければUbuntuを使ったほうが良いと思われるが
Linux Liteでも今のところ問題なく動作はしている
ただしLinuxは64bit版のみ対応とのことなので64bit版を入れてあげること
Linux Liteの入れ方は以前入れたやつがあるので省略(ただし下記は32bit版なので注意、ちゃんと64bit版を入れてあげること、あと現時点での最新はLinux Lite3.6みたい)
VirtualBoxにLinux Liteを入れる | ぬわーーーーーーー!!!
Linux Liteのストレージが40GBで構築していたが、Vivadoのために結構大きめのストレージが必要らしく
(自分の場合は33.2GB必要、みたいなのが出たのでその他ファイルも保存していくことを考えると可能なら80GBぐらいあると安心かもしれない)
構築したストレージでは足りなかったので、VirtualBoxとMacの間で共有可能なフォルダを構築して
その中にインストールしていった
共有フォルダの作成については下記などを参照
VirtualBoxにおいて、ホストOSとゲストOS (CentOS) 間の共有フォルダを作成する方法 - Qiita
VirtualBox 共有フォルダー設定 - ホストとゲスト間でフォルダーを共有 - PC設定のカルマ
インストールしていく
第475回 廉価なFPGA開発ボード「Zybo」をUbuntuからプログラムする:Ubuntu Weekly Recipe|gihyo.jp … 技術評論社
FPGA回路のデザインとプログラムのために、Xilinx製の統合開発環境 Vivado と XSDK を導入する
- 基本Vivadoは有償版だが、無償版のWebPackもあってそちらを使えばよい、Linux向けのバイナリもある
- 下記ダウンロードサイト
- から、
Vivado HLx 2017.x: WebPACKおよびEditions - Linux 用自己解凍型ウェブインストーラー
を選択する- ダウンロードにはアカウント登録が必要なので行う
- 一応、米国政府輸出承認というフォームに個人情報を記録する必要があるのでアメリカ合衆国の商務省産業安全保障局から輸出禁止対象になっている個人·法人はおとがめがあるかもしれないとのこと
- インストーラー自体は100MBぐらいだが、インストール時に数GBのデータをダウンロードすることになるのでネットワーク帯域には注意
- Vivadoのインストーラーを使えばXSDKもセットでインストールされる
- ダウンロードにはアカウント登録が必要なので行う
- インストールしていく、下記を参照にした
- FPGAの部屋 Ubuntu16.04にVivado 2016.4をインストール
アカウント情報を取得して、ファイルをダウンロードして
自分は /media/sf_virtualboxshare/ ディレクトリにダウンロードしたので下記のようなコマンドになったが自分のダウンロードさせたパスに合わせること
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で、Vivadoのインストーラーが立ち上がるので
1. Next>
2. Xilinxで登録したユーザーIDとパスワードを入れる -> Download and Install Nowにチェックが入ってることを確認 -> Next>
3. Accept License Agreementsが出てくるので3つのチェックボックス全てにチェックを入れる -> Next>
4. Select Edition to Install が出てくるので、ひとまず無償のVivado HL Webpack を選択 -> Next>
5. Vivado HL Webpack が出てくる、全てチェックが入ってたが、Software Development Kit(SDK)はあったほうがよいのでちゃんとチェックが入ってるか確認 -> Next>
6. これ以降は問題なければ全てデフォルトで良さそう。
- Select Destination Directoryが出てくる、自分はディスクの容量が足りなかったので
/opt/Xlinx
から/mdedia/sf_firtualboxshare
に変更した(画像は/opt/Xlinxの状態)- Download size: 6.99GB
- Disk Space Required: 33.2GB
- だった、でかい・・・
7. Install Summaryが出てくるので -> Install ボタンをクリック、ダウンロードとインストールが始まる
- ダウンロードでまず1時間ぐらいかかった
- そのあとインストールでさらに時間がかかる(30分ぐらいかかった)
- さらに、Final Processingとかいうのが動く、これは1~2分で終わる
- マシンの性能にもよるが、全部で2~3時間はみておいたほうがよいかもしれない
次
インストールが終わったら、.bashrc
に設定を記載する
参考リンク先ではインストール先の都合で
source /opt/Xilinx/Vivado/2016.4/settings64.sh
となっていた部分は自分がインストールしたフォルダ、インストールしたバージョンを設定する
自分の場合は下記を.bashrc
に記載した
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記載し終わったら $ source ~/.bashrc
で反映させる
さらに、 ~/.Xilinx
ディレクトリの一部がユーザーとグループがrootなので
ユーザーに変更(自分の場合はマシンの名前が lite だったので下記になった)
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ケーブルドライバがインストールされていないそうなのでインストールした、下記コマンドを行ったところ
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エラーが出た
オープンソースMCUをつくってArduinoでプログラミングしてみよう!
どうやらディレクトリを移動してからでないといけないらしい
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成功した
その他
VivadoやXilinx SDKをLinux (Ubuntu) で動かすメモ (Ubuntu 16.04 LTS, Vivado 2016.4, 64bit環境) - Qiita
起動させる
- ターミナル上で
$ vivado
とタイプするとVivadoが起動すると成功
- ちなみにSDK単体は
$ xsdk
で、 Vivado HLSは$ vivado_hls
コマンドで起動できる
これで開発環境が整ったので次にLチカを行っていく
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